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週刊アサヒ芸能平成18年6月22日号

週刊アサヒ芸能平成18年6月22日号

新宿・ジェイオフイス

「元シャブ極道が顔出し激白!」として、私の刑務所生活を語った取材記事が掲載された。短期集中連載4Pで、5週にわたって私の(お恥かしい)過去が暴露されている。
ちょっと「シャブ極道」という名には、こだわりもあるが、実際にシャブの前歴も多く、新宿歌舞伎町の問題児扱いだった。そんな私が属していたのは、伝統ある名門博徒でシャブには厳しかった。よく破門されずに済んだが、指を3回落とし、袋叩きの数知れず、謹慎、謹慎の連続で、永久謹慎とまで言い渡されたことまである。だが、2ヶ月の謹慎で許されたが、それでも懲りず京都刑務所にまたシャブで服役をした。しかし、次にシャブでパクられたら「絶縁関東所払い」の処分となり、地元を離れなくてはならない。友人たちにも「今度、シャブに手を出したら縁を切る」とまで言われた。ここまで私を見捨てないでいてくれた友人を失いたくはない。昨年の6月に出所して、私は今までと180度変換した生活を送った。そんな私を親分が見てくれて堅気となり、作家ライター「中野ジロー」として生きることを許してくれたのである。ただひとつ言いたいのは、一時はキチンと親分宅で部屋住みをしながら、運転手をして24時間真面目にヤクザ修業をした経歴だ。それも指折りに厳しい親分の元である。そんな頃に植え付けられた根性が、現在の私の根幹にはあるのだと思う。シャブ極道で一生を終わりたくない意地で、必死になって「更正不可能」とまで言われた歌舞伎町の問題児が更正した。更正出来ない人や、薬物依存に苦しむ人に勇気を与えられたらと願っている。そして「刑務所なんかに入らないでくれ!」というメッセージを伝えたい。こんな私でも更正出来たんだから・・・。

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