新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街
『新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街』 吾妻博勝著 文春文庫(600円+税)
この本は、小学生の頃から歌舞伎町で遊んでいた私が書いたわけでも、私のことが書かれてるわけでもない。私の初書き下ろし『刑務所ぐらし』に推薦文を寄せて頂いた吾妻博勝氏は大先輩の作家である。書店の「今月の新刊コーナー」に並べられた本の中で、その名を見かければ素通りせず手に取って当たり前だ。まして前著は25万部のベストセラーになり、私も塀の中で歌舞伎町を思い出しながら読んだのを忘れてはいない。各国のマフィアと一緒につるんでいた当時だから尚更であった。
「いま日本の闇社会は激変しつつある。台湾、福建、朝鮮族らのマフィア組織。そして日本のヤクザの対立抗争は、勢力図を様変わりさせた。同時にそれは、犯罪をとめどなく凶暴化・国際化させ、一般市民をも巻き込んでいる。歌舞伎町の地を這う取材によって、日本のアンダーグラウンドの現状を明らかにしたルポルタージュの傑作!」
闇社会のど真ん中で生きた私にとって、近頃では表社会のほうが恐ろしく感じてしまう。それは日本全体が義理人情を失い、マフィア化しつつあるからではないだろうか・・・。
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